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当院の治療方針

当院で治療をされた方の中から、典型的な治療をいくつかご紹介致します。

質の高い治療結果とは、感覚的に「きれいだな」と感じられるものです。

また、これから矯正治療をお考えの皆様にとって、さらなる治療への理解の一助となればと、ホームページ上で資料を使用することをご快諾くださった、当院の患者の皆様方(下記の写真)にこの場を借りて深くお礼申し上げます。

でこぼこ・叢生

前歯や奥歯がデコボコしている状態です。別名では、叢生や乱杭とも言います。
デコボコの原因は、歯を並べる土台となる骨の大きさに対して、そこに並ぶ歯の大きさの総和が多すぎてスペースが不足していること原因となります。

例えば、10人掛けの長椅子があったとしましょう。そこに10人の人ならキレイに座れますが、11~12人の人が座ろうとすると、どうしてもどこかに歪が生じてガタガタしてキレイには座れません。

歯も、上の歯列は上あごに、下の歯列は下あごに並んでいます。この土台に対して、多すぎる歯が存在する場合に、でこぼことなります。

さらに細かく考えると、一つ一つの歯が大きい場合、土台が小さい場合、歯列のアーチの幅が狭い場合、奥歯が後ろから押して前歯がデコボコしている場合、などが考えられます。

でこぼこ・叢生

八重歯

八重歯とは、前から数えて3番目の犬歯が外側に飛び出して生えている状態をいいます。犬歯はもともと前歯と違って先端がとがっていることもあり、外側に飛び出していると少し牙のように見えて目立ってしまいます。
根本的な原因は、でこぼこや叢生の場合と同じと考えられます。犬歯は、乳歯から永久歯へと生え変わる時期が最後のほうになる場合が多く、生える場所が不足することにより位置の異常を生じやすい歯です。

八重歯

出っ歯・上の歯が前に出ている(上顎前突)

上の前歯の角度や位置が前方に飛び出している状態です。
上の歯が極端に出ているような場合、下の前歯と上の前歯の前後差が大きくなり、口を閉じたときに下唇が間に入ってしまい、口を閉じているのに少しうっすらと上の前歯が見えてしまうこともあります。

上の前歯前方に飛び出すことで、上下の唇をうまく閉じることができなくなり、唇の筋力自体も低下して、普段から少し口が開いたようなお顔立ちになってしまうこともあります。

また、転んだりした際などに、前歯をぶつけやすく、大切な前歯を傷つけてしまいやすい状態です。

上顎前突の原因は、例えば、上あごと下あごの土台に前後的なズレのある場合、つまり骨格的な原因と、土台や骨格的なズレがなくても、上の歯が前にせり出していたり、もしくは、下の歯が後ろに引っ込んでいることで相対的に上下の前歯に前後差が生じていたり、もしくはその両方が原因であったり、などが考えられます。

また、骨格的な原因と前歯の傾きの原因の両方が存在することもあります。

出っ歯・上の歯が前に出ている(上顎前突)

上顎前突症

「口元の突出感」と「出歯」を気にされて、来院された上顎前突症女子の1例です。
機能的で、健康的な歯並びを獲得され、また、口元の突出感も改善しました。

上顎前突症

その後も安定した結果が持続しています。下の青い写真は、横顔のレントゲン写真の分析結果です。矯正治療前後の、歯の位置の変化と、それに伴う口元の変化を示します。

横顔のレントゲン写真

受け口・下あごが出ている・反対咬合(下顎前突)

下の前歯が上の前歯と反対になって、出てしまっている状態です。

会話や食事の際に、正しいあごの動きができにくく、滑舌が悪くなったり、食事の際に少しクチャクチャと音を立てながら食べてしまいやすくなります。

正しいあごの運動ができづらく、上下の歯の接触状況が悪いことから、前歯や奥歯に負担がかかりやすく、ここの歯の健康の上でも良い状況とは言えません。

また、見た目に対するコンプレックスになりやすく、受け口の方が矯正治療で反対咬合を改善すると、特に治療に対する満足度も大きい得られることがあります。

受け口・下あごが出ている・反対咬合(下顎前突)

口元がでている・上下の歯が出ている(両顎前突)

歯ぐきの骨ごと上下の前歯が前に出ている場合、上下の唇も前に押し出されて、突出したような口もととなります。歯を植えている土台となる歯茎の骨の大きさに対して、並んでいる歯が多いことで、前方に歯が飛び出ることでオーバーハングして少しでも多くの歯を納めようとしている状態です。

このような場合には、上下の前歯を歯ぐきの骨ごと後ろに引っ込めるように治すことで、口元の突出を改善します。横顔のバランスや唇の厚み、唇の閉じやすさ、お口を閉じたときの口の元の緊張感の解消、など多くの問題が改善します。

口元がでている・上下の歯が出ている(両顎前突)

前歯が閉じない・開咬

前歯はかみ合わず奥歯でしか咬んでいない重度の開咬です。でこぼこや口元の突出感の改善も必要であったため、便宜的に歯を抜いて矯正治療を行っています。
開咬の治療では無理に上下の前歯を伸び出させる治し方は、上手な治療とは言えません。骨格的な開咬を上手く改善しながら、過度な上下の前歯の伸び出しを防ぎつつ改善することが、上下の前歯の歯周組織の健康や術後の後戻りに対する予後安定の観点から重要と言えます。
当院では、特に開咬の治療に際してこれらのポイントに配慮した治療を行っています。

前歯が閉じない・開咬

かみ合わせが深い・過蓋咬合

もともと噛む力が強いことでかみ合わせが深くなり、過蓋咬合が引き起こされたと考えられる状態です。
原因をよく理解した上で治療計画を立てないと、矯正治療後に安定した状態が得らにくくなります。この症例では、安定した予後が得られるように、できるだけ多くの歯を残して荷重に歯列が耐えられるように配慮した治療方針を立てました。実際には全ての親知らずのみを抜歯して、小臼歯を全て残した状態で治療を行いました。

かみ合わせが深い・過蓋咬合

すきっ歯・歯の隙間が空いている

上の歯の前歯の真ん中に隙間ができる原因は様々です。この症例では正中に過剰歯があり、過剰歯の抜歯後、隙間が残ってしまった状態でした。
骨格的にも受け口の傾向があり、また、幾つかの歯が先天欠如しており、かみ合わせのバランスが乱れていました。奥歯のかみ合わせのバランスも整えて、隙間を閉鎖するとともに、口元の突出間の改善を図りました。
下の前歯はもともと1本が欠損していて上下の正中線もずれていましたが、しっかりと正中線も合わせて良好なかみ合わせに仕上がっています。

すきっ歯・歯の隙間が空いている すきっ歯・歯の隙間が空いている

受け口・反対咬合・下顎前突

骨格的に受け口の症例でした。しかし外科的な手術を用いずに矯正治療だけでの改善を希望されましたので、矯正治療だけで治す場合の限界まで下あごの位置が変化するように治療計画を立て、改善を図りました。
手術をした場合と比べて下あごの位置の改善度合いは少ないものの、外科手術を用いなくても、大きな改善が見込めることがこの症例から分かります。
またもともと上下前歯の正中線もずれていましたが、しっかりと一致した状態で治療を終えています。矯正治療の効果も決して小さくないことがわかります。

受け口・反対咬合・下顎前突 受け口・反対咬合・下顎前突

骨格的に面長な傾向にあり、下のあごの骨の位置が上あごに対して少し下がった状態でした。また、上下のあごに対して並んでいる歯が大きく、でこぼこと上下の前歯の前方への突出が見られました。
歯茎の骨ごと前歯が前方に傾斜することで、上下の唇も突出し、口元も閉じにくく、ガミースマイルが見られました。口元の改善を大きく狙うために抜歯して矯正治療を行いました。抜歯をすると決断するならば、歯を抜いて得られたスペースを最大限に有効活用して、口元の改善につなげることが望まれます。
治療結果として緊密で美しいかみ合わせだけではなく、横顔の審美性の改善も大きく得られました。歯茎の前方への突出が改善することでガミースマイルも改善が図られました。当院では、目的に対して妥協のない治療効果を得るように努め、高い質の矯正治療を実践します。

受け口・反対咬合・下顎前突 受け口・反対咬合・下顎前突

口元・歯が出ている・両顎前突

骨格的に上下の顎の骨の位置に大きな問題はありませんでした。しかし、上下の顎に対して並んでいる歯が大きく、でこぼこと上下の前歯の前方への突出が見られました。
歯茎の骨ごと前歯が前方に傾斜することで、上下の唇も突出し、口元も閉じにくい状況でした。口元の改善を大きく狙うために抜歯して矯正治療を行いました。抜歯をすると決断するならば、歯を抜いて得られたスペースを最大限に有効活用して、口元の改善につなげることが望まれます。
治療結果として緊密で美しいかみ合わせだけではなく、横顔の審美性の改善も大きく得られました。当院では、そういった観点から妥協のない、高い質の矯正治療を実践します。

口元・歯が出ている・両顎前突 口元・歯が出ている・両顎前突

交叉咬合

前歯のでこぼこにより上下の前歯が交叉している状態です。このような状態だと、上下の前歯強く接触してしまい、歯の根や歯茎に悪い影響を及ぼす外傷性のかみ合わせとなりやすい状態です。
奥歯から前歯まで交叉やでこぼこを改善し、緊密で機能的なかみ合わせが得られました。どこか一部分のかみ合わせが強い状態は外傷性咬合となりやすく、全体に満遍なく力が分散するような緊密でバランスのとれたかみ合わせを得ることが大切です。

交叉咬合

切端咬合・外傷性咬合

永久歯の前歯の生え換わりの時期に、上下の前歯反対となり咬みこんだ際に強く接触している状態でした。
このように上下の前歯が強く接触していると、歯の根や歯茎に悪い影響を及ぼす外傷性咬合となりやすい状態です。この症例でも治療開始前の下の前歯の歯茎が片側だけ下がってしまっていることが分かります。成長期に上下のあごの成長誘導を行うと同時に、上下の前歯の位置や傾きやかみ合わせを改善することで、下がっていた歯茎が左右同じ高さまで回復しました。代謝の旺盛な成長期という適切なタイミングで治療を行えたことで、下がってしまった歯茎が改善したと言えます。
成長の旺盛な時期に機能的な不正咬合や外傷性咬合に注意しながら、適切な上下のあごの成長誘導と歯の排列を行うことは、将来、永久歯が生えそろう時期の前準備として重要です。

切端咬合・外傷性咬合

笑うと歯茎が見える・ガミースマイル

骨格的に面長な傾向にあり、下のあごの骨の位置が上あごに対して少し下がった状態でした。また、上下のあごに対して並んでいる歯が大きく、でこぼこと上下の前歯の前方への突出が見られました。
歯茎の骨ごと前歯が前方に傾斜することで、上下の唇も突出し、口元も閉じにくく、ガミースマイルが見られました。口元の改善を大きく狙うために抜歯して矯正治療を行いました。抜歯をすると決断するならば、歯を抜いて得られたスペースを最大限に有効活用して、口元の改善につなげることが望まれます。
治療結果として緊密で美しいかみ合わせだけではなく、横顔の審美性の改善も大きく得られました。歯茎の前方への突出が改善することでガミースマイルも改善が図られました。当院では、目的に対して妥協のない治療効果を得るように努め、高い質の矯正治療を実践します。

笑うと歯茎が見える・ガミースマイル 笑うと歯茎が見える・ガミースマイル

あごの曲がり・歯の正中線のズレ

骨格的に下あごが著しく曲がっていました。下あごに曲がりがある場合、その曲がりに合わせるように上あごの傾きも強くなります。
手術を行いあごの曲がりを改善する場合、下あごの曲がりを根本的に改善するためには上あごの曲がりも改善しなくてはいけません。なので手術により上下ともにあごの位置を改善する必要があります。でこぼこも改善し、またかみ合わせのバランスも手術によりあごの位置ごと改善することで、緊密で美しい歯並びを得ると同時に、お顔の曲がりも著しく解消しました。
劇的な改善によりご本人の歯の健康に対する意識レベルも向上し、現在では、以前にも増して歯を大切にされています。

あごの曲がり・歯の正中線のズレ あごの曲がり・歯の正中線のズレ